ITF-JAPAN:日本国際跆拳道(テコンドー)協会公認   KIG Laboratory オフィシャル・ウェブサイト

テコンドー概論
   Introduction of Taekwon-Do

page top

chpt1

chpt2

chpt3

chpt4

chpt5

chpt6

chpt7

chpt8

精神修養とテコンドー哲学

精神修養とは

精神修養というのは、一言で表すと中国の孔子、孟子など、現代に知られる東洋の聖人と同じ「偉い人」になろうという努力と成果の過程と言われています。
人間は社会的存在として誰しもが自由で平和な社会に生きる事を願い、人は常に良心にと向き合い、仁・義・礼・智・信の徳を積む事でそのような社会を創ろうとする事は現代社会に生きる人間の義務と携えるところに、その根本があります。


仁:慈しみの心。
義:人のためになろうとする心。
礼:人の存在を尊重する心。
智:理を理解しようと思う心。
信:曲げない、諦めない心。

「人は誰しもが大義をなしえる十分な力を備える資質と、社会の不条理に立ち向かう心を持ちあわせているものである。人は誰しもが死ぬ事を悔やみ長生きできない事をあきらめるものだが、良心があるゆえに守られなければならない小さな思いが力の前に屈服する事を納得しないものである。よって人は精神修養と身体の鍛練によって困難を克服し大義を成し得るものである・・・。」という指針は、どの東洋武術の精神世界にも共通する基本理念であり、我々は社会生活を送る上で、世の中を知り社会のルールに従う事によって己を磨き、己の夢や希望を実現するために逆境の遭遇において不屈に立ち向かう強さを養う必要性は言うに及ばぬところであります。


テコンドー精神

テコンドーでは稽古において五つの指針を心掛ける事を旨としています。
예  의(禮  義):人間として守らなければならない最高の規範。人が交和する
ための手段。集団生活を円滑化するための不文律。
염  치(廉  恥):恥じるべき行為を行った時はどんな人間の前であっても恥ず
かしさを知る良心。
인  내(忍  耐):平和と繁栄をもたらすための徳。
국  기(克  己):己が力を抑制する強さ。謙虚であり、分をわきまえ虚栄心に
とらわれないこと。
백절불굴(百折不屈):恐れも躊躇も無く果敢に吾道一貫を貫く思い。

テコンドー精神にかかげられる五つの指針は、個々に意味合いの深いだけでなくそれぞれが密接につながっており、己を知り世の中を知り、何が良くて大切なのかを知り、グッとこらえ、自分が目指すものために奮起し、あらゆる事にめげることなく一途に立ち向かうという、人間の段階的精神成長の過程を表しています。
     

Copyright(C) KIG Laboratory All rights reserved.

HOME